プラットフォーム·用語集

TradeLockerとは?プロップファームで使われるプラットフォームを解説

TradeLockerは、多くのプロップファームがMetaTraderの代わりに提供しているブラウザ型の取引プラットフォームです。仕組み、生まれた背景、運用実績を公開する方法を解説します。

TradeLockerは、ブラウザで動く取引プラットフォームです。ブローカーやプロップファームがライセンスを受けて自社のブランドを付け、デスクトップのターミナルの代わりに顧客へ提供しています。所属するファームから渡されたログイン情報で入る取引画面がブラウザのタブで動き、MetaQuotesではなくファームのロゴが付いているなら、中身はTradeLockerである可能性が高いでしょう。

仕組み

インストールするターミナルはなく、MQLの層もありません。プラットフォームはブラウザ上で動き、データはすべてREST APIとWebSocketのストリームで届きます。TradeLockerが生まれた理由も、プロップファーム業界であっという間に広まった理由もここにあります。ファームは新しい顧客にリンクを送るだけで、すぐに使える口座を渡せます。ダウンロードも、VPSも、サポートが必要なインストーラーもいりません。

ブラウザ(またはファームのホワイトラベルアプリ)
    ↕ REST + WebSocket
TradeLockerのインフラ
    ↕
ブローカーまたはプロップファームの流動性と口座記録

認証にはメールアドレス、パスワード、サーバー名を使います。/trade/*へのリクエストには毎回accNumヘッダーが付き、どの口座についてのリクエストかを示します。1つのログインで複数の口座を持てるためです。MetaTraderの投資家パスワードにあたる読み取り専用の認証情報はありません。プラットフォームが発行する認証情報は1組だけで、連携する口座分析サービスはそれを預かるしかありません。

これは現実の違いなので、ぼかさずにはっきり書いておきます。ShowMyTradesでは、パスワードは保存前にサーバー側でAES-256-CBCにより暗号化され、ブラウザに返されることはありません。連携も読み取りしか行いません。とはいえ、認証情報の仕組みを決めているのはプラットフォームで、当社ではありません。その点ではMetaTraderのほうが厳格です。

なぜ重要か

プロップファームのトレーダーは、これまで妙な立場に置かれてきました。評価中の口座やファンデッドアカウントは、まさに公開する価値のある記録です。新しく、ルールに縛られていて、しかもすでに第三者がチェックしています。それなのに、これまで公開する手段がまったくありませんでした。TradeLockerを読み取れる口座分析サービスが1つもなかったからです。

その結果、ファームのダッシュボードのスクリーンショットしか証拠を持たないトレーダーが大勢生まれました。証拠としては最も弱い形です。それが見た目以上に重要な理由は、認証済みの運用実績とはで解説しています。

実データから見えること

TradeLockerはShowMyTradesで最も新しく対応したプラットフォームで、2026年7月から使えるようになり、MT4、MT5、cTraderと並んでいます。

重要なのは当サイトの数字ではなく、ほかのサービスの状況です。この分野の運用実績サービスで、TradeLocker口座を読み取れるものはほかに1つもありません。TradeLockerを提供するプロップファームのトレーダーにとって、選択肢はプラットフォーム同士の比較ではありません。記録を公開するか、記録が何もないままか、です。

ShowMyTradesで確認できる場所

TradeLocker口座のIDにはtlk-という接頭辞が付き、公開ページはほかの口座と同じです。統計パネル、チャート表示、月次リターン、通貨ペア別の内訳、ヘッダーの認証バッジがそろっています。損益、手数料、スワップは計算で導くのではなく、プラットフォーム自身の決済済み取引の履歴から取り込むため、コストの数字は実際の値そのものです。

cTraderと同じ理由で、ないものが2つあります。ターミナルがないのでターミナルの診断情報はなく、マジックナンバーを付けるMQLの層がないのでマジックナンバーもありません。数値の戦略IDがある場合はマジックナンバーの項目に割り当て、ない場合は取引が「裁量」に分類されます。

よくある誤解

  • 「TradeLockerはブローカー」:違います。資金を預かることもありません。ブローカーやプロップファームがライセンスを受けて使っているソフトウェアで、MetaTraderとMetaQuotesの関係と同じです。
  • 「ファームが自社で開発したもの」:ほとんどはそうではありません。ホワイトラベル化が徹底しているため、対応する口座分析サービスを探すまでプラットフォームの名前を知らないトレーダーも少なくありません。
  • 「EAが動く」:動きません。MQLの実行環境がないからです。自動売買はAPIを通して行うもので、ターミナルのフォルダーにプログラムを入れて動かすものではありません。

所属するファームがTradeLockerを使っているなら、TradeLockerのトラッキングで、連携に必要なことと公開ページに表示される内容を確認できます。

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