検証·用語集

認証済みの運用実績とは:定義と確認ポイント

認証済みの運用実績とは、読み取り専用の連携でブローカーから直接、途切れなく取得した成績データのこと。公開する本人が編集できる部分はどこにもありません。

認証済みの運用実績とは、読み取り専用の連携を通じてブローカーから直接、途切れることなく届く取引成績の記録です。その経路のどこにも、公開する本人がデータを編集・削除・並べ替えできる段階はありません。主張と証拠を分けるのは、まさにこの点です。この言葉の中には別々の2つの問いが隠れていて、認証をめぐる議論の多くは、この2つを混同するところから生まれます。

仕組み

1つ目の問いは、データが本物かどうかです。これに答えるのは連携そのものです。口座を読むことはできても、書き込むことは決してできない経路が、途切れずに動き続けること。そうすれば記録は、都合のいいタイミングで書き出されるのではなく、継続的に積み上がっていきます。ShowMyTradesでは、この経路は次の4つのいずれかです。MetaTrader 4または5にインストールするEA(エキスパートアドバイザー)、MT4の投資家パスワードを使った直接連携、cTraderのOAuth2認証、そしてTradeLockerのREST APIです。どれも注文を出すことも、変更することも、決済することもできません。読み取り専用の認証情報は業界で広く使われている仕組みで、Myfxbookなどの第三者の口座分析サービスも、同じ方法でMetaTrader口座を連携しています。

ブローカーのサーバー → 読み取り専用の連携 → ShowMyTrades → 公開ページ
                経路のどこにも編集できる段階はない

2つ目の問いは、ページを公開している人がその口座の持ち主かどうかです。読み取り専用のデータは取引が存在することを証明しますが、それが誰の取引かまでは証明しません。投資家パスワードは誰にでも渡せるからです。この穴を埋めるには、取引権限を持つ人にしかできない操作が必要です。約定するはずのない価格に待機注文を出し、そのコメント欄に公開する本人のユーザーIDを入れる、という操作です。cTraderでは、1回のOAuth認証で両方の問いに同時に答えられます。

片方だけを満たす記録もあります。だから2つを別々に数えています。

なぜ重要か

連携より先の部分は、すべて計算にすぎません。入力データを編集できるなら、プロフィットファクターもドローダウンもエクイティカーブも、ページがどれほど詳しく見えても飾りでしかありません。スクリーンショット、PDFの取引報告書、スプレッドシートには共通の欠点があります。どれも、信じてほしいと言っている本人が作ったものだという点です。

読み取り専用であることと同じくらい、途切れないことも重要です。止めたり再開したりできる記録なら、悪かった月を消せてしまいます。データが途切れずに届いていれば、中断があったこと自体がページに表れます。それは情報が欠けているのではなく、それ自体が1つの情報です。

実データから見えること

認証は任意で、手間もかかります。数字にもそれが表れています。ShowMyTradesで公開されている1万以上の口座(2026年8月時点)のうち、運用実績認証済みは65口座、取引権限認証済みは264口座しかありません。データの出どころより所有権を証明している口座のほうが多いのは、ブローカーでパスワードを変更するより、待機注文を1つ出すほうが簡単だからです。

認証済みだからといって、成績が良いとは限りません。取引履歴のある公開口座では、時間加重収益率の中央値は+3.2%、プラスの口座は63.0%、最大ドローダウンの中央値は9.7%です。さらに17.6%の口座は、どこかの時点でピーク時の価値の半分以上を失っています。同期済みの取引15,436,464件から得たこの分布こそが、正直な記録の姿です。広告に使われる記録とはまるで違います。

ShowMyTradesで確認できる場所

2つのバッジは、すべての口座ページのヘッダーにある認証グループに、数字より上に並んでいます。運用実績と取引権限で、認証されていれば緑、されていなければグレーになり、それぞれのツールチップで、そのプラットフォームで何を証明しているのかを説明しています。同じグループにはリアル口座またはデモ口座も表示されます。これは本人の申告ではなく、ブローカーのサーバーから判定したものです。

認証は口座の設定で管理します。「投資家パスワード(任意)」の欄もここにあり、この欄を空にして保存すると、その時点で運用実績のバッジはグレーに変わります。2つのバッジは、口座ヘッダーをそのまま埋め込むフルダッシュボードウィジェットにも表示されます。そのため、他人のサイトに埋め込まれた場合も、データの出どころが一緒に伝わります。

よくある誤解

  • 「口座分析サイトへのリンクがあれば認証済み」:リンクは認証ではありません。どんなプラットフォームにも未認証の口座は載せられます。URLのドメインではなく、ページ上のバッジを確認してください。
  • 「運用実績認証済みなら、本人の口座」:所有権の証明にはなりません。証明するのは、取引が本物であることです。他のトレーダーの投資家パスワードを転売している人でも、本物ではあっても自分のものではない取引のデータを届けられます。
  • 「認証済みなら利益が出ている」:バッジが証明するのはデータの出どころだけです。そのうえで、収益率とドローダウンを合わせて読んでください。
  • 「認証済みなら、デモ口座でも本番と同じ」:認証済みでも、デモ口座はデモ口座です。デモの約定は、リアル口座で約定が不利になるまさにその状況で、甘くなりがちです。

2つのバッジを取得する手順は、取引口座を認証する方法で順を追って説明しています。

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